調布市議会議員 内藤 美貴子事務所、内藤みき子、公明党
調布市議会議員 内藤 美貴子事務所、内藤みき子、公明党

議会報告

議会報告

平成23年度第3回(9月)定例議会
[2011-09-23]

9月議会が9月6日から開会し、9月12日に一般質問いたしました。
今回は、「一人暮らし高齢者の見守り支援について」「音声コードの普及促進について」「重度障害者(児)の地域生活支援について」の大きく3点にわたり市の見解を求めました。
1.一人暮らし高齢者の見守り支援について< (背景)< 昨年10月に実施された国税調査によると、国内の世帯構成では一人世帯が最も多く3割を超え、65歳以上の単身世帯が増えている。
調布市でも、高齢者人口の13.12%が一人暮らし高齢者で占めており、年々増加している現状から、地域における見守り支援を一層強化することが急務と考える。
そこで、3点にわたり質問。
☆孤立化を防ぐ取り組みについて< 一人暮らし高齢者の孤独死やひきこもりなど、孤立化を防ぐ取り組みが重要。
(問)高齢者の見守り支援を行っている“地域包括支援センター”の認知度が低い。
市民への周知をさらに工夫すべきでは。
(答)さらに若い世代への周知や工夫をこらしたPRなどに努めるる。
(問)先進事例を参考に、様々な機関との連携を拡充し、地域の目を増やしていく"見守り体制の強化"や定期的に訪問していく"訪問事業の拡充"など、見守り支援の強化を図るべき。
また、介護サービスを利用しない高齢者や介護サービスを拒否して受けない高齢者に対しての対策も重要。
考えは。
(答)協定団体を増やし、日常的な見守りに繋がるようネットワークの強化に取り組む。
(問)地域で多世代が交流できる場をさらに拡充していくことが重要。
考えは。
(答)引き続き、多世代の交流が図れるよう取り組んでいく。
☆人感センサーによる見守り支援について< (背景)市では、高齢者の緊急時の備えとして、「緊急通報システムが実施されているが、自宅で万一、突然意識がなくなった場合など、自分で通報はできない。
それを補完するうえで有効なのが「人感センサー」である。
(問)現在、シルバーピアに人感センサーが設置されているが、日常生活に不安のある一人暮らし高齢者に新たな緊急時の対策として、人感センサーの設置を拡充すべきでは。
(答)他市の導入事例や状況を把握し、検討していく。
☆24時間対応の訪問介護・看護サービスについて< 公明党の政策提言により、来年4月から施行される「改正介護保険法」では、高齢者が一人暮らしや重度の要介護状態になっても、住み慣れて地域で暮らし続けられる”24時間対応の訪問介護・看護サービス”が創設された。
(問)24時間対応のサービスについて早期に実施できるよう努めるべき。
今後の取り組みは。
(答)第5期総合計画に位置づけ、早期の実施に努めていく。
(問)介護職員の人材不足が課題。
担い手となる介護職員の確保や育成など、どのように支援していくのか。
(答)介護保険サービス事業者調布連絡協議会を通じ、研修等への支援に努めていく。
2.音声コードの普及促進について< (背景)音声コードを読み取れる携帯電話が開発されたことで、視覚障がい者だけでなく高齢者や外国人などにも幅広く活用されることから、今後さらなる普及促進が求められる。
☆庁内の取り組み状況について< (問)音声コードの普及については22年3月議会で質問したが、その後の取り組み状況は。
(答)平成22年度に職員向けに研修を実施、今年度はさらに各部署に対して活用促進を図り、その中でパンフレットなどに活用。
☆携帯電話対応音声コードの普及について< (問)利用者への情報支援として、アダプタや携帯電話もセットで支給を。
(答)アダプタを日常生活用具に位置づけ支給することを検討。
携帯電話については、既存の制度に枠組みの中で対応していく。
☆市政情報の提供支援について< (問)既存の帳票に音声コードを付けることができるソフトが完成し、個人情報にも音声コードが付加され配布できるようになった。
このことから、全庁的な取り組みを。
< (答)携帯電話対応音声コードの普及に努め、導入について検討する。
(問)”市報ちょうふ”の音声コード化を検討できないか。
(答)利用者の意向を確認しながら具体的に検討していく。
(問)市の封筒に音声コードの添付を検討できないか。
(答)まず、障害福祉課において音声コード付きの封筒を作成し活用していく。
(問)音声コードの封筒の作成に当たり、福祉作業所に委託することで授産種目の拡充につながると考えるが見解は。
(答)市内の作業所等の受注機会の確保についても検討していく。
3.重度障がい者(児)の地域生活支援について< (背景)特に医療的ケアが必要な重症心身障がい者(児)の地域における環境整備が大きな課題となっている。
そこで3点にわたり質問。
☆「医療的ケアに対応するショートステイ」について< (問)医療的ケアを必要とする重症心身障がい者(児)家族が冠婚葬祭などにより、療育センターなどのショートステイを利用したくても常に満床状態。
都にあらゆる機会を通して医療的ケアに対応するショートステイの増床に努めるよう要望を。
< (答)東京都にあらゆる機会をとらえ要望していく。
☆居住の場の整備について< (問)グループホーム・ケアホームの対象は、知的障がい者や精神障がい者に限られている。
重度の心身障がい者が地域で暮らしていく仕組みを早急に検討すべきでは。
(答)現在、障害者地域自立支援協議会で検討しているところで、今後、結論を生かしながら施策の実現を図っていく。
☆家族の外出支援について< たんの吸入などケアが必要な重症心身障がい者(児)の家族が外出をする場合、訪問看護サービスでは、週3回、1回に最長で1時間半まで無料でサービスが受けられるが、きょうだいの用事などで外出をする場合など、さらなる外出支援のサービスが求められている。
(問)先進市では独自に利用時間を拡充している事例があるが、本市における家族への外出支援の取り組みは。
(答)医療的ケアに対応できるヘルパーなどを利用いただき、本人とあわせて家族の生活支援にも努めている。
医療定期ケアを要する重度心身障害者(児)も含め、地域で暮らし続けられる支援ができるよう、調布市の各障害関係計画に位置づけていく。




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