調布市議会議員 内藤 美貴子事務所、内藤みき子、公明党
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議会報告

議会報告

令和3年第2回(6月)定例会
[2021-08-08]

今議会は、6月4日から開会し、6月10日に一般質問いたしました。

1.時代の変化に伴う教育現場への対応について

(1)中学校における女子学生服の自由選択について
(背景)
多様性時代といわれる近年、教育現場でも関心が高まる「LGBT」への対応として性差を感じさせない「ジェンダーレス制服」を採用する学校が増えている。
これまでは、ズボンは男子用、スカートは女子用というのが一般的だったが、男女を問わずズボンかスカート、あるいはリボンかネクタイかを自由に選べるように、多様性を受け入れるための環境づくりが推進されている。
また、性別にとらわれないジェンダーレスの観点だけでなく、自転車通学時の動きやすさや防寒などの対応から女子生徒にもズボンの導入が広がっている。
本市の中学校では8校のうち、すでに4校で女子生徒がズボンを履いていると聞いているが、学校によって対応が異なっているのが現状である。また、調布市では、教育委員会の中に制服に関わる部署そのものがないが、学校間の情報共有や支援を行っていくための担当部署を設けていくことが必要である。

(問)女子学生服のズボンの導入に至った中学校では、導入に至るまでの経緯と生徒や保護者への説明はどのようにされたのか。
(問)各学校では、女子生徒がズボンを選びたい場合には、ほとんどの学校が「個別に相談いただき対応する」とのことだが、ズボンを選ぶときには理由を言って、相談しなければ選べないのか。スカートかズボンか、申込用紙にただ○をすれば良いのではないか。
(問)女子生徒にズボンを導入した中学校では、ホームページで公表していただくとともに、学生服の紹介パンフレットに女子生徒のズボン姿を掲載する等、周知を図っていただきたい。見解は。
(問)目指していくのは、性差を問わず、全ての生徒がスカートでもズボンでも、リボンでもネクタイでも自分に合ったものを選べる環境づくりを図っていくべきではないか。見解は。

(2) 学生服のリニューアルについて
(背景)
市内の中学校8校のうち、男子生徒の制服が詰め襟なのは神代中学校と調布中学校だが、保護者からは制服のリニューアルを求める声がある。女子生徒がズボンを選べるようになって、ブレザーのほうが着やすいということからリニューアルされた学校や、「LGBT」への対応として性差のないブルゾン風ジャケットタイプのデザインを導入した学校もある。

(問)すべての生徒に精神的な負担をかけずに、性差を感じさせない制服のデザインへと変化しているなかで、神代中学校・調布中学校においても、検討委員会を立ち上げての学生服のリニューアルについて、協議の場を設ける必要があるのではないか。

(3) 中学生の通学荷物への改善策について
(背景)
教科書協会によると、2008年度の学習要領の改訂で、写真や図版を豊富に載せるために紙の質も向上し、中学1年から3年までの教科書の総ページ数も20年前に比べると倍増。さらに資料集などの副教材もA5判から雑誌サイズのAB版にワイド化されるなど、教科書が重くなっている。
この他、通学荷物には一人ひとりに配布されたタブレットやコロナの影響で平時でも水筒の持参、部活動の荷物など、どんどん重くなっているのが現状で、中学生の通学荷物の重さは平均して10キロを超えていると言われており、保護者からの心配の声が寄せられている。
一方で、市内の中学校における通学荷物の重さは、学校によって違っており、その理由は学校によってロッカーの大きさが違うことが明らかになった。先日、タブレットについては置いてよいことになったが、まだまだ重いという現状には変わりはなく、肩こりや体のゆがみといった成長への影響も懸念される。さらに通学荷物への改善策が必要である。

(問)予習・復習は全教科するわけではない。学校に置いて帰ってもよい教科書等の「置き勉」について、学校、あるいは担任によって差があってはならないと思うが、現状はどうなっているのか。
(問)ロッカーのスペースに限りがあるならば、それに代わるものとして机の中にも置けるようにする、手提げ袋に荷物を入れて置けるようにする等、様々な対応策について認めることを強く要望するが、見解は。

2.コロナ禍における粗大ごみ再生品の販売について

(1) 粗大ごみ再生品出張販売会の促進について
(背景)
「利再来館」では、粗大ごみとして出された家具等を手直しして、展示・販売されているが、現在では新型コロナの影響により、昨年の4月から臨時休館となっている。しかし、ここでは、常時150点ほどの手直しをされた家具などが500円から5000円程度で購入できることから大変好評で、再開を求める声が多く寄せられている。

(問)異動や学生の進学等の引っ越しで、あるいはコロナの影響で経済的な理由から引っ越しを余儀なくされた方など、たとえコロナ禍でも、手直しをされた粗大ごみが必要な人に使っていただけるリユース(再利用)への取り組みは、継続していくべきではないか。
(問)今後も粗大ごみ再生品出張販売会の定期的な実施や、さらには東西南北の場所で出張販売会を巡回していただきたい。見解は。

(2)今後の展開について
ア.感染症対策を講じた上での利再来館の再開
再生品出張販売会では、手で持てるようなものが販売されており、大型タンス等は持ち込まれていないのが現状である。

(問)密にならないよう人数制限あるいは日時・曜日を限定する、あるいは、予約をしてから利再来館の方にご来場いただく等、感染症対策を講じた上で、再開できないか。

イ.再生品の販売実績と再生販売によるごみの減量の見える化

粗大ごみの再生販売をすることで、ごみの減量と同時にリユースの促進につながるため、二つの側面から有効利用することができる。
(問)ホームページ等で再生品の販売数と販売された再生品の重量を見える化することで、どのくらいごみの減量に繋がったのかが明らかになり、市民へのさらなるリユースの促進が図られるのではないか。見解は。




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