調布市議会議員 内藤 美貴子事務所、内藤みき子、公明党
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議会報告

議会報告

令和2年第2回(6月)定例会
[2020-06-10]

今議会は6月5日に開会し、6月10日に一般質問いたしました。
今回は、「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の運営」について、避難所における感染症対策とペットとの同行避難場所の確保について質問いたしました。

「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の運営」について
(背景)
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、これから本格的な梅雨、台風シーズンを迎えるが、従来の避難所のように過密状態になれば、感染リスクが高まることは明らかであり、これまでのような“災害時には避難所に避難する仕組み”を見直すことの重要性が高まっている。
内閣府では、避難所における新型コロナ感染症への対応について、4月1日付、4月7日付と自治体に通知が出され、5月21日には、その具体的な対応を示す参考資料が出された。避難所運営のカギとなるのは、避難所では感染症対策のため、人と人が一定の距離を保つ「ソーシャルディスタンス」の考え方を踏まえ、「できる限り少人数・個別空間」を確保すること。その対策により、避難所の定員が大幅に減少するため、できるだけ多くの避難所を開設すること等が示されている。感染拡大防止に万全を期すためにも、女性の視点から要望・提案等も含めて質問。

1.避難所における感染症対策について
☆感染症対策の備蓄の拡充について
本市では、「地方創生臨時交付金」を活用し、感染症対策のための物資・資材が準備されている。先進市の備蓄品の状況をみると、感染症対策に必要な備蓄が確保されているのか、備蓄数は足りているのか。さらに備蓄の拡充が必要ではないかと考える。

(具体例)
・避難所で使う段ボールの間仕切りは「飛まつ」をシャットアウトすることができる。世帯との間隔を2メートル空けて間仕切りをしていくため、これまで以上の在庫が必要ではないか。

・くしゃみなどの「飛まつ」は床付近に残りやすいことがわかり、床に雑魚寝する避難所の環境では感染リスクが高まるため、ダンボールベッドで床からの距離を確保する対策が有効。特に感染リスクが高い高齢者や基礎疾患がある人、妊産婦等が使えるよう十分な備蓄を確保すべきでは。

・教室の避難スペースについても複数の人と同室になるため、パーテーションで区切る等の感染対策が必要。市として、パーテーションの調達も行っていくべきではないか。

・避難所の共有部分や避難者同士が共有して使うものについては、ものを触る前と後で手指の消毒や手洗いをすることが必要。特にトイレは接触感染がおきやすいため、トイレの入り口にもアルコール消毒が必要。

・教室の活用をする際も、同様の対策が必要。アルコール消毒やポンプ式ハンドソープなど十分な備蓄が必要ではないか。
・アルファ米等の炊き出しや食事の提供をする際には、使い捨てビニール手袋は必需品。

・その他、感染症対策に有効なビニールシート、テントの備蓄等が考えられる。

(問)今後は、保健福祉部局とも連携し、新型コロナウイルス感染症に有効と考えられる物資・資材等の検討、必要数を把握し、可能な限り事前に準備しておくべきではないか。そのうえで、物資・資材等の準備状況をリスト化することが必要ではないか。

☆教室を活用した感染対策について
(問)避難所に入る前には、職員等が避難者の健康状態を確認するが、大勢が一度に避難され、ましてや暴風雨の最中であれば、屋根のある教室や多目的室等で、受付・健康状態のチェック等が行えるよう受付時の体制を検討すべきではないか。

(問)高齢者や障がい者、妊産婦など、要配慮者用の教室についても、身体的距離を確保するためには、さらに要配慮者用の教室を増やすことが必要ではないか。

(問)感染リスクが高いと言われている基礎疾患を持っている方についても、教室の専用スペースを設けるべきではないか。

(問)内閣府の参考資料には、発熱・咳等の症状が出た人の対応として、一般避難者と接触しないような場所に教室と専用トイレを確保することが示されているが、導線を含めた検討が必要ではないか。
(問)災害発生時に避難を要する市民の安全・安心を確保するため、これまでの、避難所開設・運営マニュアルに加え、新型コロナウイルス感染症に対応した具体的な避難所運営マニュアルを早急に作成し、そのうえで、避難所運営に関わる方々を対象に、シミュレーションを行うための避難所運営訓練を早急に実施すべきではないか。

2.ペットとの同行避難場所の確保についてお伺いいたします。
(背景)
台風19号では指定避難所のペットの受け入れが大きな課題を残したため、令和元年12月議会で一般質問し、その対応を早急に取り組むよう求めてきた。市では早速、関係部署で協議・連携し、全ての避難所で受け入れが円滑にできるように、ペットとの同行避難の周知チラシの作成、防災教育の日には、事前に獣医師会と協議し、調布市主催で初となるペットとの同行避難訓練の実施も予定されていたが、残念ながらコロナの影響で中止。
しかし、今後は、ペットとの同行避難についても、新型コロナ感染症対策への対応から、指定避難所におけるペットの避難スペース・避難場所の確保については、再検討しなければならない現状がある。そこで、今後の対策について質問。

☆分散避難について
(背景)
多摩川に隣接する飛田給から染地地域までの浸水想定地域(避難勧告対象地域)の居住者は約4万人だが、ペットの飼育数については、犬は、狂犬病の予防接種の受信数は昨年約1200頭。猫については、一般社団法人ペット協会の調査によると、2017年から猫の飼育頭数が犬よりも増加傾向にあり、2019年の全国の推計飼育頭数は犬が約880万頭で猫が約980万頭と、猫のほうが100万頭多く飼育されていると推計されている。
これまでは、指定避難所へのペットとの同行避難は大原則とされていたが、これだけのペットと飼い主が避難所に来られた場合には、ペットの避難スペースの確保や感染症対策への対応で、大混乱になることは間違いない。

(問)避難所での混乱が生じないよう、ペット同行避難者にも、事前に親戚・友人宅、ペットホテルなどの預け先を決めておく等、ホームページや市報、動物病院にビラの掲示等による預け先の確保、分散型避難の協力を呼びかけるべきではないか。

(問)台風19号発生時には、グリーンホール(小)をペット同行避難者のための専用スペースとして確保されたが、指定避難所の3密を避けるためにも、たづくりのむらさきホール、車で移動ができる人には、総合体育館の一室など、ペット専用の避難場所を複数個所に設置できないか。
ペット専用の避難場所に獣医師会の先生方が配置されれば、避難の際に負傷した動物や避難先で体調が悪くなった動物の救護など、動物救護所としての役割が果たせるのではないか。

(問)車をお持ちの方には、車内で一時的に過ごせるよう、駐車場等の車中避難場所の確保も必要。屋根がある駐車場であれば、エコノミークラス症候群を防ぐこともでき、近年、多くの被災地で活用されていたペット避難テントの設置も可能ではないか。

☆指定避難所での受け入れ体制
(問)やむを得ず避難所にペットとの同行避難された場合に、避難所の入り口では、飼い主の健康状態の確認がおこなわれるが、動物アレルギーの人や苦手な人に配慮するために、ペットとの同行避難者には避難者とは別の受付と待機場所を確保するなど、受付体制の検討が必要ではないか。

(問)ペットの避難スペースでは、小動物の種類別のスペース確保は現実には困難であり、プールの更衣室の活用も狭い空間でもあり、飼い主の感染症も危惧される。十分な避難スペースを確保するためには、教室を活用していくことではないか。



 




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